【うつ予防とセルフケア】ウェルビーイングセミナーに登壇しました。
2024.07.01
先日、株式会社正興電機製作所様にて「働く女性のためのウェルビーイングセミナー」に弊社代表の廣重が講師として登壇しました。今回のセミナーは、会場とWebのハイブリッド形式で開催され、約100名の従業員の方々にご参加いただきました。
女性のうつの現状
女性は男性に比べて、約2倍(1.5〜3倍)うつ病にかかりやすいと言われています。
これはホルモンの変動やライフイベントによるストレスが大きな要因とされ、月経・妊娠出産・更年期のように女性ホルモンの分泌の変動が心と体に影響しているからです。
また、職場だけにとどまらず、地域活動、家事・育児・介護など、複数の役割をこなすことの多い女性は負担も大きく、ストレスも多くなりがちです。 さらには、自身だけでなく、親や子ども、パートナーなど家族のことで不安やストレスを抱え、うつになりやすい傾向にあります。
また、それだけではなく、独身であることによる不安感も然り、環境の変化、引っ越しや子どもの巣立ちによる役割の変化からくる喪失感など、その背景は十人十色です。
うつ病は誰もがかかる可能性のある疾患です。
「女性特有のうつ病」について正しい知識を学び、セミナーでは、ライフステージごとに起こりやすいうつの症状とその要因とセルフケアについて詳しくお話しさせて頂きました。
セルフケアの重要性
女性が自身のメンタルヘルスを維持するためのセルフケア方法についても詳しく説明しました。
具体的には以下のような方法が有効です。
・職場環境での相互理解
・ 適度な運動
・バランスの取れた食事
・質の良い睡眠
・外部サポート資源の活用(婦人科の受診促進・専門家相談窓口の設置など)
・内診台での痛み軽減法
最後に、婦人科の内診台での検査や処置を受ける際の痛みを軽減する方法(呼吸)についてもお伝えしました。
参加者の皆さんと一緒に実践し、少しですが体感していただきました。
質疑応答
質疑応答の時間には、老年期のうつについての質問もあり、幅広い年代の女性の関心事が浮き彫りになりました。
参加者からのフィードバックを受け、今後のセミナーに活かしていきたいと考えています。
感想
以下は、参加者から寄せられた感想です。
・各年代ごとに女性特有のうつ症状について、漠然とした知識が整理され、原因と対策まで理解できたと感じています。
・廣重さまの実体験やこれまでの職場で対応された患者様の事例を交えてお話しいただいたので、非常に興味深く聞くことができました。
・社内での「相互理解」も、うつ予防の一つとして大変勉強になりました。
・個人の問題をチームの課題として取り扱うという話が特に印象的でした。
・自分を知り他者を理解し寄り添うために、とても大切な内容でした。。
皆様からの貴重なフィードバックを基に、次回のセミナーではさらに内容を充実させたいと思います。
この度は、誠にありがとうございました。
弊社では、健康経営・ウェルビーイング経営をバックアップする施策の一つとして、様々なセミナーを開催しています。お気軽にお問い合わせください。
セミナーを通じ、従業員様のお声やニーズを把握することが可能となり、より良い環境づくりのお手伝いをさせていただきます。