AIって、昔の[マイコン]みたいだな。って思った話
2025.07.04

「AI搭載の〇〇」「AIで効率化」「AIが作った〇〇」
──最近、いろんなものに「AI」という言葉がついています。なんでもかんでもAI、AI。この盛り上がりを見ていて、ふと懐かしい言葉を思い出しました。
「マイコン」です。
「マイコン」って言葉、覚えてますか?
「マイコン」とは「マイクロコンピューター」の略。
1970〜80年代に登場した言葉で、当時はとにかく新しかった。
炊飯器にマイコンがついたら「マイコン炊飯器」。
洗濯機にマイコンが入ったら「マイコン洗濯機」。
とにかく「賢くなった感」がありました。
けれど、今はどうでしょう?
もう「マイコン」という言葉は、ほとんど使われなくなりました。
なぜなら──
あまりに当たり前になったからです。
AIも、いずれはそうなる
・AIで文字起こし
・AIで顧客対応
・AIで翻訳
と、今は「AIで」とわざわざ言います。
でも、これもきっと──
あと10年もすれば、自然に「文字起こししておいて」とか「対応しておいて」で済むようになる。
「それってAI使ってるよね?」という確認すら不要になる未来が、きっとやってきます。
「AI付き」は、空気のような技術になっていく
冷蔵庫にコンプレッサーが入ってるとか、
スマホにGPSが載ってるとか、
いちいち意識しないけど、便利な技術ってありますよね。
AIも、きっとそうなる。
「AI」とわざわざ言う時代は、むしろ今が最後かもしれません。
最後に
AIという言葉がまだキラキラしているこの時代に、
少し先の未来を想像してみるのも、面白いことです。
もし「マイコン炊飯器」が懐かしく思える世代なら、
今の「AI〇〇」は、未来の「あの頃はこう呼んでたよね」に繋がる入り口かもしれません。
そのとき私たちは、AIと共に、どんな「当たり前」を生きているのでしょうか。